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金環蝕のRIOのレビュー・感想・評価

金環蝕(1975年製作の映画)
4.0
石川達三が実際にあった事件をモデルにしてる
総裁選挙の汚職事件を山本薩夫監督が真っ黒に描いている
思いっきり腐敗してる すごい迫力のある映画です!

与党・民政党の総裁選挙
金融業の石原参吉の持つ大物達の名刺の数々
多くの秘密は政界への爆弾としていつも蓄えられている
裏の世界の金融王石原は政界のスキャンダルに鼻が利く

総理と建設会社、電力開発との談合と政治献金
官房長官を通じて多額の賄賂が流れる

星野官房長官は嫌みな奴ですね仲代達矢の狡猾で無表情なのが面白くて癖になる
実在の金融王の森脇将光を宇野重吉がベタベタした感じで演じている 
凄まじい執念さで星野を追い詰める
まさに蛇に睨まれたカエル

でも星野も流石です 力に物を言わせて石原潰しに乗り出す
おぉーー 一騎打ちになっていきます
ちょっとカッコイイ二人だな…と思うところもあったり似た者同士

悪いんだけど目的が欲望を満たすだけのものではないからかな?
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