金環蝕の作品情報・感想・評価

「金環蝕」に投稿された感想・評価

yamunashin

yamunashinの感想・評価

4.0
モリカケのモデルです。火の無いところに煙りが立つ筈が無いのである。従って政権は盤石。名優達の名演技も堪能。
狡猾さのレパートリー!出るわ出るわ。宇野先生の前歯芸と仲代大先輩の超絶二枚舌の激突は唸らされましたし。
あー。いつの時代も。なんの目新しさもないなぁという構図の発見が逆に怖いです。金環触の輝き。
見ているうちに役者達の強い圧にどんどん引き込まれていった。
三國連太郎のあの笑い方もすごい印象に残るし、名優達の演技の競い合いのような意味合いでも見ていて楽しかった。

政治物はなかなか見ないがこれは本当に面白かった。
実話をモデルにした政治家汚職事件。宇野重吉、仲代達矢、三國連太郎の演技が素晴らしく見ごたえあり。外は輝いているけれど中は真っ黒の金環食、う~ん上手いタイトル。現実もこんな感じかなぁと、怒りとあきらめでため息。
コジマ

コジマの感想・評価

3.7
これは政治の教科書として観たほうが良いw
様式美と阿吽の呼吸と忖度の歯車がこれでもかと回り続けるカロリー高めの作品です。
山本薩夫監督のつくりあげた「巨大ダム建設を巡る利権、汚職、情報戦」を描いた骨太な傑作。

石野参吉なる情報通の男を演じた宇野重吉の演技が光る。

その他、三國連太郎、仲代達矢、大滝秀治、加藤嘉、京マチ子などなど大勢の名優も出演している大映作品。

政治家たちが密談している部屋の窓から国会議事堂が見えるショットなどは、山本監督の素晴らしいセンスである。

葉山の愛人が何気なく読んでいる本が「虫コミックス オバケのQ太郎(1巻)」というのは時代を感じるだけでなく、山本薩夫監督の遊び心が見られる。

この映画、1975年のキネ旬ベストテンでも第3位に選出されている。

キネ旬ベストテンは、当時の評論家の好みなので、一概に現代での評価に直結するものではないが、ある程度の目安にはなる。

2時間35分ぐらいの映画であったが、時間の長さは気にならないほど面白い映画であり、「もっと観ていたい」という気持ちにさせてくれる映画だった。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.9
約40年前に製作された、いわゆる政治と金(カネ)の問題を描いた、豪華なキャストによる大作を久しぶりに再鑑賞…も、やはりため息で見終える。
まぁ、さすがに映像的には色褪せた感は否めず、個人的には原田眞人監督にメリハリのあるリメイクを期待してみたいが…にしても、この作品の芯にある正義なきドス黒さは実は色褪せてないのかも。
そう、本作は一応は実話ベースで、九頭竜川ダム落札事件を知ってるか否かで余韻は違って来るので、予習されてから御覧あれ。
Tiara

Tiaraの感想・評価

4.5
仲代達矢はぬるりと抜かり無く
三國連太郎も正義の傘で埃まみれ
一番目を引いたのは宇野重吉
前歯を加工し裏街道の住人風
察しのキレ適時の判断
政界不正の鼻が利くんだろうか
台詞の言い回しと表情が巧妙
pier

pierの感想・評価

3.8
役者たちの貫禄に圧倒。
外は光輝いているが、中は真っ黒に腐敗した政治の世界、金環蝕。
あきら

あきらの感想・評価

4.0
仲代達也の淡々とした声が素敵。
出てくるやつ出てくるやつみんな腹黒くて、今も昔もそんなもんなんやろうねぇ…

スマートじゃないスーツの着こなしとか、顔面の圧の強い画面とか、昭和の邦画の良さだよな。

宇野重吉が丹下団平みたいだなと思った。ちょっとだけね。