このレビューはネタバレを含みます
赤い靴を拾った靴好きのソンジェだったが、娘のテス、後輩のミヒが靴に魅入られ死や事故に巻き込まれることで、靴の60年前の怨念にたどり着き靴の成仏を済ませた先に、止まらない怪現象の真実が浮かび上がるサイコホラー。
童話の赤い靴を知らずに鑑賞。
結果、モチーフは同じだけど
主題は女の恨みとか情念なので違ったのかなと。
ラストの演出的に
主題が少しわかりづらいなと
感じたので、異論は全然あると思います。
赤い靴の怨念に加えて
主人公のサイコパスを足してしまったので
やや飽和状態。
ちょっと個人的には
しんどいタイプの
ヒステリー系演出映画でした。
役者さんすごいなと思う反面、
観てて疲れるんですよね、
このタイプは。
そして、案の定
行き過ぎたヒステリーには裏があります
みたいな展開。
んー。。。
夫婦関係も冷め、歳を感じ始める妻が
旦那の浮気を発見したことで、
子供を連れて家を飛び出す。
この辺まではまぁいいんだけど。
とにかくめちゃくちゃ金持ちなんですよね
主人公夫婦。
離縁した途端、
ボロボロの部屋しか借りれない状態に
なったのに、
なにやら分からんけど
診療所を新規開業する不動産借りて工事を始めて、
そのデザイナーと関係を持ち始める。
どういう金銭状態なのよ?!
1人目の被害者の演出は
好きだっただけに、
それ以降が結構辛かったです。
cf)アンデルセン童話「赤い靴」
赤い靴に目を奪われ、自己顕示欲の虜になったことで、心を入れ替えないと死ぬまで踊り続ける赤い靴の呪いにかかったカーレンが、救い主であるおばあさんの死を前に改心する話。