ドラキュラの住む城を巡る不動産屋とドラキュラのドタバタコメディ。
古典的なドラキュラに、ありがちなギャグを乗せたような作品。A級とは呼べないが、かと言ってB級と呼ぶには勿体無いほどドラキュラの演技が渋くていい。ちょくちょく挟まれるギャグは寒いが、何度も何度も重なってくるので、その一生懸命さが実にいい。
夢オチに少し閉口したが、評価を下げるには至らない。埋もれてしまっているが、面白い映画だ。
通販なら3000円程度でVHSが買えるので、余裕があってVHSを見られる環境の方は視聴をおすすめしたい。

この映画で分かったことは、イタリアでは童貞であること自体がネタであるということだ。さすが、ジローラモの出身国イタリアである。