dieBananaSuki

テラービジョンのdieBananaSukiのネタバレレビュー・内容・結末

テラービジョン(1986年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

レビューを忘れていたので今更ではあるが感想をつらつらと書いていく。

面白かった。
キャラクターをはじめとして世界観が随分と個性的なのが本作の特徴だ。主人公一家は男の子以外みんなネジが外れてるか見た目が特徴的かのいずれかに該当する。ネジが外れてるのは両親とおじいちゃんで、両親はスワッピングするし、家をポルノまがいの絵画とラブホ並みの色彩で彩ったスワッピングのための家を建てるガチガチのエロの求道者だ。おじいちゃんは戦争ごっこをする人で、昔なんかあったのだろうけど、側から見ているとこの奇怪な家のせいで狂ったのもあるんじゃないかと思わずにはいられない。男の子の姉はパンクな見た目をしているがおおよそ真面目な方でガキっぽい無邪気さがあるくらいだ。問題なのはその彼氏。メタラーだよ。それもロブハルフォードが着ているような鋲のついた服を着たボンクラだ。こいつは自作のメタルを宇宙人に聴かせたり、頭の悪そうなやつで大変愉快だ。あとは入れ乳をしているメデューサの格好をした女も個性的だ(こいつは作中最大のポカをしているのでこれまた愉快だ)。
キャラの濃さと宇宙人が出てきてその濃い奴らをバクバクと食っていくので面白い。全体的にふわふわとした気の抜けた感じはあるけどそれが本作にはあっていると思う。
あとは変にキャッチーな主題歌も見どころ。