Yoh

ジプシーのときのYohのレビュー・感想・評価

ジプシーのとき(1989年製作の映画)
3.9
1988年製作、エミール・クストリッツァ監督作品。ロマ語の、ロマたちによる映画。

なんだろう、この感覚は。現代を舞台にしながら、現代ではない…ファンタジーなのかこれは。飛び立つトーテム(動物)、ざわめく白い衣。ストーリーはある意味典型的なギャングもの?なんですが、それでもこの雰囲気は、何かが違う。演出のせいなのか、それともクストリッツァ監督のせいなのか。ここにあるようで、ここでないような感覚はとにかく新鮮でした。人を選ぶとは思いますが、一回観ても損はないと思います。トリッキーな、しかし伝統ある秘蔵酒。そんな映画。
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