車業界の大企業の社長が、次期上層部を決めるため、候補3名とその妻をニューヨークの本社に呼び寄せる。

妻のキャラクターが三者三様、そして演じる女優がその個性を存分に活かしていて見応え十分だった！

１人目：都会が苦手な少しドジで可愛い妻。
　　　　演じるはジューンアリスン。
２人目：メス度の高いお色気妻。
　　　　演じるはアーレンダール。
３人目：クールな妻。実は情が深い。
　　　　演じるはローレンバコール。

夫たちも豪華。順番に、
家族想いのコーネルワイルド、
プライドの高い野心家ヴァンへフリン、
不器用で仕事人間のフレッドマクマレイ。

で、社長はクリフトンウェッブ。
はあ〜お腹いっぱい。

各々（嫌な役所であっても）、皆魅力的だった！
ダールの悪女っぷりも、
バコールの冷めた感じも、
アリスンのシャックリも😆笑。

割り切れるレベルだったが、
高画質でまた観たいなあ！
内容テンポも多少の欠点も十分補う役者陣🎉。
素晴らしき娯楽作品でした👍。

ジーン・ネグレスコお得意の三人の女達をシネマスコープに並べる映画。それがネグレスコの嗜好なのか会社の方針なのかはわからないが。多分後者。その中では女たちの年齢が一番上。全員既婚という特色がある。
大企業のゼネラルマネジャー候補３人が奥さんを連れてニューヨーク本社へやってくる。本人だけではなく奥さんも含めて誰が相応しいか見極めるという寸法で、という話。
つまり夫以上に妻たちが個性を発揮する。野心家の妻。田舎者のドジ妻。クールかつスタイリッシュな妻。それぞれの希望と夫たちの希望が交差し、彼らの関係性が観客に暴露されていくのが見もの。そのうえ誰がゼネラルマネジャーに選ばれるのかという点も興味深いし、それが本当に夫婦の幸せなのかという事にも踏み込んでいく。
それらと同時にニューヨーク観光映画になっているのもさすがの観光映画監督ネグレスコ。スター女優たちと観光で華やかな印象。
田舎の小心者のドジ、ジューン・アリスン。しゃっくりが最高。場をさらう。クレジット２番目で女優の中ではトップ。夫役はコーネル・ワイルド。
クールでスタイリッシュなローレン・バコール。実は家庭嗜好の奥さん役。夫役はフレッド・マクマレイ。
野心家で肉体派のアーレン・ダール。夫役はヴァン・ヘフリン。
そして社長で語り部ないし繋ぎ役クリフトン・ウェッブ。このメンツでクレジットトップって当時どれだけ大スターであったのかがわかる。慇懃な感じもとても魅力的。

日本公開されたタイトルは原題ママの『女の世界』だった。女のバトル感もあるから、このタイトルの方がいい👍

古き良き時代のニューヨークがとにかく美しい✨空撮から始まり、下から見上げるビル群のフォルムがレトロに洗練されていた。
出てくる部屋と装飾品のセンスもいちいちオシャレ👏
そして、クラシカルなアメ車の数々がまた美しい🤩クルマ好きじゃないけど魅了された❗️
もちろん、ドレス👗は言うまでもなく。
お話と俳優より、背景と小道具に見とれた❤️

明るいジューンアリソン、クールなローレンバコール、お色気ムンムンなアーレンダールと、キャラが立ってる三人の妻それぞれの夫との向き合い方が興味深い。

私的にザベストグラマー美人のアーレンダールがハッとするほど妖艶☺️
マリリンモンローに勝ってる⁉️

ラストで社長を悩殺しようとする展開に「マジか❓」となった。夫を出世させるためにそこまで⁉️
その癖、悪者にされてるし。
社長の対応と、かつてモノにした女達の写真が壁に貼られた場面もエグかった。

ドレスのバーゲン売り場で下着姿のおばちゃん達がドレスを取り合う場面には笑った😆
昭和マンガでよく観た覚えがある😌

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