かおる

もののけ姫のかおるのネタバレレビュー・内容・結末

もののけ姫(1997年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

またみた!!そろそろDVD買うか?という気持ちです。

アシタカがコントロールしようとする怒りや憎しみ、彼の場合は呪いがそうさせている。
でもさ、私たちは自分起因。コントロールが難しいのはそれもあるのかな、とか思いました。

しかし人間はどうしたって、自然と共存ってある程度までしかもう無理なのかなーって…。便利さを知ってしまったから。私も自然の破壊によって手に入れた文明なしには生きていけない。
そしてサンは、悲しいかもしれないけど、たしかに人間なんだよな。

やっぱりエボシ御前、好きです。めちゃくちゃかっこいい。でもきっと今の私より若いんじゃないかと思うんですけど…おいくつですか?笑
あとヤックルはほんとかわいい。甲六とおトキさんはめちゃくちゃいい夫婦。好きが溢れる…!

乙事主も結局猪なんだよなあ…改めて思うけど。
そんなに目の前しか見えないの?と思うくらい、死ぬとわかってて突っ込んでく、、何かを感じます。その美徳はわからないでもないけど、共感はできない。そのある種の愚かさと言うかなんというか…

しかしアシタカよ!大人になってから、何度見てもカヤからもらった小刀をサンに流用するのは納得いかないのだ!!!それだけ大切な存在なのかもしれないけど、カヤの気持ちは…?どうなる…?
とか毎回考えてしまいます。笑

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何度観ても大好きな映画です。人生で初めて映画館で映画を観て、読めない漢字とその意味を調べながらパンフレットを貪るように読んだ思い出補正も込みでとても好き。
観れば観るほど、ここは何だろう、何故こんな展開になるんだろう、と色々考察したくなる映画です。

自然を破壊した人間の業は深いなと思います。
でも今の自分はその上に成り立った世界で生きているし、その便利さや物質的な豊かさを手放せない。
人間の永遠の課題だと思います。
それだけは言えるはず。

2021.8.21 TV地上波 4.3
かおる

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