ゆずきよ

もののけ姫のゆずきよのレビュー・感想・評価

もののけ姫(1997年製作の映画)
4.2
久しぶりに金曜ロードショーで鑑賞。
子供達は初めてのもののけ姫。
色々なジブリ作品を家族で観てきたけれど、もののけ姫は娘が怖いと途中離脱してしまう事が多く、最後まで観たのはという意味で初めて。
私はもう何回目か数えるのを辞めました。

物語は、ジブリ映画ナンバーワンイケメンとの呼び声高いアシタカが、身体にタタリを宿し旅に出た先でもののけ姫ことサンと出会うというお話。
色々と細かいところお話し出すとめちゃくちゃ長くなるので、かなり簡単に書きます。
アシタカカッコいい!!
ヤックル可愛い!!
乙事主様!!!!
獅子神様ちょっと怖い!!
ジコ坊なんなん?
ヤックル可愛い!!!
美輪明宏!!
あとヤックル可愛い!!
です。

実はジブリ作品の中ではもののけ姫は私の中であまり好きな作品じゃありません。
ジブリ自体が好き過ぎるので、勿論嫌いという訳じゃ無いし、雰囲気とか世界設定とか好きな所もいっぱいあるんです。
ただ物語の根底としては、人の業が深過ぎる。
それは良いんですけど、それと比例してアシタカが良い奴過ぎませんか?
あまりにも主人公ムーヴが凄過ぎて、逆に一番人間らしく無い気がしてしまう。
父親殺されて激昂した上に自分の部屋に引き篭ったり、女の子を守れずに金貨渡されていじけて家に帰ったり、豚にされたり、両親が豚になったり、仲良くしてくれた同世代の少女に豚と言うような事も無いのだ。
ハウルだってハクだって天沢聖司だって少し抜けている所があるのに、アシタカはちょっと完璧過ぎてしまうんだよなぁ。
だからなんだって話なんですが、観るたびにそこが少し気になってしまって、アシタカへ感情移入出来ないんです。
だから私はいつも猩々に感情移入して観る様にしています。
ゆずきよ

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