このレビューはネタバレを含みます
「君たちはどう生きるか」観てからのジブリ作品見直し第3弾。
傷付いたペリカンのシーンが乙事主様と重なったんだよなぁ。あの場所も改めて観たらエボシ様の庭に似ているような気がした。
これは映画館で観た初めてのジブリ作品。だと思う。確か2回観た。何か、ショックというか、心を揺さぶられた。
私たちは自然を破壊せずには生きられない。つまり自然の力なくしては生きていけない。
森を切り拓き神々を殺すエボシ様の事も、森を守ろうと人を殺すモロや乙事主様の事も責められない。あれは私たちの葛藤そのものなのか…
シシ神様の首で不老不死を得ようとするエゴも私たちの中に在るものなんだろう…
覚悟して生きなければいけないんだなと思った。犠牲の上に生きていることを忘れないように。
共に生きよう、というのが本当にそうだと思う。自然を大切にするのはつまりは自分たちのためなのだから、当たり前にしなくてはいけないことなんだよな。
初めて見た時はエボシ様恐って思ったんだけど、いや、理想の上司ってやつだと。すごい好き。意味深な存在だなと思う。
あとは、ヤックルかわいい。好き。
音楽最高。鳥肌立つくらい最高。ストーリー、映像にこの音楽。何度観ても震える名作。
2023-32
