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悪女のtのネタバレレビュー・内容・結末

悪女(2004年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

「復讐は酷すぎなきゃ」

この言葉とは裏腹に、彼女に悪女という印象は抱かなかった。完全に邦題はミスマッチ。
彼女は悪女というより、賢く、ひたむきで、機知に富んだ努力家。選択を誤ることもあるが、コロコロと変わる表情は愛らしく、母の絵を売った少女の頃から変わらずに必死に生きているだけだったのだと思う。
彼女自身の才覚で世界が開けていく様が観ていて楽しいし、その才覚故に堕ちいく様が美しい。
時代設定が私好みだったし、画面は始終華やかだった。セドリの登場でインドっぽいBGMが流れるの面白過ぎた
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