親子三人が最終的に心中する話。
心中する理由の具体的な説明はなく、ラスト2~30分ぐらいは黙々と家の家具を破壊するシーンである。
さすがに特殊な構成すぎ!
重くて静かなこの映画の退屈さに耐えるのは大変かも知れない。
でも「トイレに延々と黙々とお札や硬貨を流すシーン」の衝撃が忘れられない。
「硬貨をトイレに流す」って、人生で一度も考えたことなかった発想だから、殺人よりもやってはいけない行為なのではないか?とすら思った。
そういう未知の心の揺さぶりをかけてくるという意味ではすごかった映画。
(この監督の「ファニーゲーム」は大好きで、サイコパスに巻き込まれる話好きには最高の映画。)