セブンス・コンチネントの作品情報・感想・評価

『セブンス・コンチネント』に投稿された感想・評価

夜光虫

夜光虫の感想・評価

4.1
人間の感情は外からはわからない。そして、大きな決断をするに至る理由も外からはわからないことばかり。感情を極限まで排した、ドキュメンタリーのような客観性に貫かれた作品。

1989年に制作された映画なので、今みたいにネットの世界に逃げることも出来なかった時代の家族が資本主義によって窒息していく物語のように感じた。
この映画の中心人物の親子三人の家族は、ほぼ感情を現さな…

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ドラマ性のない普遍的な日常が淡々と描かれる前半パートをぼんやり眺めていたら、ようやく映画の向かう先や結末が見え始めてはっと背筋を正しあまりに鮮烈な破壊に最後まで目が離せずにいた。
leyla

leylaの感想・評価

4.0

新聞記事に載っていた実話をベースにしているそうです。情報を入れずに観た方が面白いと思います。

⬇️以下、ネタバレ含みます。













情報を入れずに観たら、ある時点から“そっちに向…

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ファニーゲームの衝撃を越えたかもしれん 子役の子どもたちの精神状態が大丈夫なのか心から心配になる
ひでP

ひでPの感想・評価

-



【ミヒャエル・ハネケ】
2010年発、存命する最高の映画監督ランキング 50人 (米誌「PASTE」 発表)第32位。
ウツロ

ウツロの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

初めて観た今日の日ごと永く忘れ得ないだろう。すさまじい映画体験だった。DVD特典の監督のインタビューも立て続けに2回見た。
勢いに任せて書けるだけのことを書いておきたい。

オーストリア人の夫婦と娘…

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何も起こらない、退屈な日々が、何もドラマがないまま終わる。何も起こらないことを予期できず見続けてしまうことに驚く。
退屈な日々は、なんの違和感もないまま消え去りうることを証明した作品。

キャラクタ…

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牧史郎

牧史郎の感想・評価

4.0

めっちゃブレッソン!(何度言うんだ…笑)

でも!すごく新しい表現を切り拓いてる!

最初の作品にして最も何にも似てない新しさを持ってる気がする。というのは、これがハネケ作品の中でも一番謎が謎のまま…

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素晴らしかった。
ニュースや取材記録を見て「知る」ことよりも、彼らのことをずっとよく眼差すことができた気がした。
背景を「知った」瞬間に、彼らの命は僕らの中で"情報"になる。
この作品は、その情報化…

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