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鏡の中の裸像のcsmのレビュー・感想・評価

鏡の中の裸像(1963年製作の映画)
5.0
やけにグラフィカルな始まり…と思ったらモンドリアンスタイルのこれはハリウッド美容ですか。山野愛子くらいしか思いつかなかったけど毛利菊枝はメイ牛山的なアレですか。美容室が舞台ってだけでヤバいのに沢村貞子先生のボン神山繁は妻千之チャンに三月お預けくらってちゃっかりギャルみゆきに乗り換え滋養強壮チューチュー。あの素焼きそば味あったのか、黒で目を囲って夢見る成り上がりには関チエも叶わない。いつものマイクロ短パンでキャバレー掃除する川津さんはあっという間に落ちぶれてシャツで千恵子騙す偽大学生。お汁粉好きの愛娘ジャニーのお母さんは君だって勝手に決めて実家連れてけ良ちゃん、勝山には金光教粂子のパーマ屋あけぼの。あの数分で見る者の心をえぐるべ市原悦子。リウマチに効くのかテープ貼りすぎ焼け婆メイクやりすぎ高橋とよに洗濯させて味の素?かっぱらうみゆきも更に苦労人。インゲン食べる時思い出したい最高タクシードライバー三上真一郎、パックしたまま声だけで持ってくおヤエ、いつも以上に小さく感じる人形みたいな織田政雄。成瀬を越えるほど金金金の世界をじっとり睨み上げるびっこの山本圭は彼女と夜の公園でパーマ練習。乃木神社でスピード婚みゆきがイキイキ対応する保健所の人々と適当にあしらわれる千恵子、あの手に限って一生の友達とか言うよね… 男の甘えも女の狡さも全て繋がってる無間地獄を口開けて見守るしかない。なんかキムミニみたいなんだよ桑野みゆき。
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