たむランボー怒りの脱出

荒鷲の翼のたむランボー怒りの脱出のレビュー・感想・評価

荒鷲の翼(1956年製作の映画)
4.0
見た人全員言ってるけど冒頭の無茶苦茶な飛行シーンがとにかく良い。飛行機が小さいプールに着陸して、ビックリした貴婦人とか偉い軍人のおっさんとかが気絶しそうになるのとか本当に素晴らしい。ジョン・フォード映画の喧嘩シーン、人を殴る光景がこんなに幸福さをともなって写るんだという驚きも改めて感じる。
階段落ち映画でもあるのだが、その階段落ちがその場で終わりなのではなくて、ちゃんとデカいケガをして病院に行くあたりが、実はあんまりない展開だったりする。映画の階段落ちって、その後の処理は簡潔なものがほとんどなのだが、この映画はその階段落ち自体が主人公の人生に決定的な影響を及ぼすようになっていて、重要な作品かもしれない。