“バリバリ伝説”OVA2本“筑波編”・“鈴鹿編”を再編集して劇場公開。
学園ラブコメのスタイルもあるものの骨太のバイク漫画。社会現象を起こした漫画らしい。やんちゃな人たちは公道レースも真似したようだけど、スポーツとしてのオートレースへのブームも支えたものだとか。劇場版の後半は鈴鹿4耐で大迫力のレースでした。
ラブコメも描くから主要なんだろうけど、ラストはそれどころじゃなかったな…いっそラブコメの部分は削っても良かったのでは。彼らの青春時代だから必要なのかも知れないけどバランスが悪い。
ちなみにラッキースケベもありますが、OVAにありがちなエロ路線では決してなく、あくまで青春の1ページを飾る程度。とにかく“バリバリ伝説”は至極真面目にバイクアニメやってます。
ラブコメはともかく、80年代のバイク漫画ブームの凄さはこのOVAからもバシバシ感じます。なんせレースの作画がすごい。視点がまぁ様々に変わるし、かなりの迫力。コーナーで固定したアングル、ライダーを固定して背景やレース場を動かしたり、とにかく描き込まれたオートレース。
これは今見ても見応えある。