ダメハム

血槍富士のダメハムのレビュー・感想・評価

血槍富士(1955年製作の映画)
4.4
1955年の内田吐夢監督作品。2度目の鑑賞。
片岡千恵蔵の人情味あふれる演技が素晴らしいが、キャラクター全員が生き生きとしている映画は総じて名作の名にふさわしい。さまざまな人間模様を緩急をつけた演出と洗練された撮影で94分にまとめ上げる手腕は見事。

後半まではとても清々しいのだが、ラストの苦味が伝えるテーマに舌を巻く。雨の演出がとてもいい。
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