遠くに拝む理想化された富士山の下で繰り広げられる物語。小十郎は、道中で庶民の正直さに触れるほど侍の欺瞞に目覚めていくが、皮肉にもその姿勢が同業の侍たちの反感を買い、理不尽な死を招いてしまう。
権八…
たそがれ酒場を思い出す人情群像劇に、コミカルさと捕物のサスペンス、そこにクライマックスの大立ち回りまで詰め込んであるのに全然とっ散らかってないし、13年のブランクがあってもこの水準で撮れるのが凄い。…
>>続きを読む「侍」のありように疑問を覚え「庶民」なるものに惹かれていく殿様の物語。「庶民」への憧憬は時代的なものなんだろうか。
結局、終盤に殿様は実につまらない理由で殺され、槍持の片岡千恵蔵が大立ち回りでかたき…
最終ショットが坂道を正面から捉えているのだが、片岡千恵蔵が頂上の向こう側に消えるときにほんの少しだけカメラが上を向く。このわずかな上昇が、千恵蔵に追いすがりたい一心の少年の感情と同期して、なんと切な…
>>続きを読む片岡知恵蔵の実子が2人も登場するのがすごい。渾身の仇討ちはあまりにも突っ込みどころの多いものだが、知恵蔵が憤怒の表情で槍を振り回す様、酒樽、仇討ちという行為自体に興奮できればそれでよし。加東大介がや…
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