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プレイタイムのchaooonのレビュー・感想・評価

プレイタイム(1967年製作の映画)
3.8
ジャック・タチ監督が自らの集大成を目指して多額の資金を注ぎ込んだ野心作であり、フランス映画史上屈指の超大作コメディ✨

前から気になってたタチ作品だけど、最近観た『バービー』や『ボーはおそれている』に今作のオマージュシーンがあったので、そろそろ観ねばと鑑賞👀✨

『ぼくの伯父さん』からタチ監督自ら演じてるキャラクター「ユロ氏」が登場する3作目❣️
『トラフィック』で既にやらかしたけど、またしても観る順番間違えた🤣
これだけ観ても問題はやはりなかったが😇

近未来的なパリの都市を舞台に、就職の面接を受けるためにやって来たユロ氏とアメリカ人観光客バーバラのすれ違いや出会いをユーモラスに描く💕

セットや衣装が全てグレーで構成された世界🩶
建物から見えるバスや車、道路も全て色を揃えてる徹底ぶりが凄い🩶🩶
未来的で管理されたハコ型のオフィスや、大きなガラス張りの窓から見える部屋の中の様子など、お洒落セット&ショット満載🩶

そこに時々映えるライティングや小物の鮮やかな色が目を引くし、絶妙な崩し方がお洒落🌈
後半になるほど、色が増えて行くような印象で、ユロ氏の心情の表れなのかと思ったり😌💕

ハンパないこだわりを感じるけど、なんと半年以上もの時間を費やしてパリ東部に実際に建設しちゃった巨大セット「タチ・ビル」で撮影を行ってるというからやることの規模が違う🏢‼️
全編を高画質の70ミリフィルムで撮影🎥🎞️
今時のCGとかで色を変えてるんじゃなくて、アナログでこれをやってるわけだからホント凄すぎぃ😍
残念ながら当時興行的には失敗してタチ監督破産に追い込まれたらしい😂〜💸💦
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