プレイタイムの作品情報・感想・評価

プレイタイム1967年製作の映画)

PLAYTIME

上映日:2014年04月12日

製作国:

上映時間:125分

ジャンル:

4.0

「プレイタイム」に投稿された感想・評価

金柑

金柑の感想・評価

4.9
くだらなくないくだらなさ、拾いきれない小ネタたち、入り混じる英語と仏語、笑ったりつらかったり
構図、ドアに映り込む建物、ガラスを逆手に取りまくるやつ
音が好き…ヘッドホンで観てよかった…音…音ネタ多い…
バーバラが好き、あとクラブで一人踊ってるテンションがおかしかった白いドレスの子が気になる
suuuuuu

suuuuuuの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ビルでぎゅうぎゅうのパリの街角。
迷路のような会社。
朝会った人と夜も会える。
未完成のナイトクラブ。

古い邦画を見てる感覚になる。
どれを思い出してるのかわからないけど。

組み合わせ方でおもしろい見せ方。
花帽子で隠れたグラスにシャンパンを注ぐ。掃除中の窓ガラスに映る人々が窓が揺れる度に声を上げる。
そうゆうシーンでいっぱい。

見たかった場面「区切られたオフィスを上から見ている男」短いけどあった。
おみ

おみの感想・評価

4.0
とにかくずっとずーっと観ていなきゃなにが起こるかわからない感じ。
なんだろ、この不思議さ
issei

isseiの感想・評価

5.0
特に内容かあるわけじゃないけど、ずっと見入ってた。過去一番のセンスいい映画。

ジャックタチ天才やと思う。
コメディでこんだけイケてるんはせこい。

昼間も夜も映像の色合いが一番好きやった。
2時間半にわたるコント映画

カットの色がほぼ人間の肌色 グレー ブラックだけで構成されていて 全てが計算し尽くされている

そんなアーティスティックな世界の中で、思わず笑ってしまうコントが繰り広げられる。

主人公がレストランの室内のオブジェを壊すことで、結果的に壊れたオブジェがまたアートになるというコントと芸術を両立させた素晴らしいシーンには笑いと感激の二つの感情が込み上げてきた。

ガラスの使い方も素晴らしく、ガラスにエッフェル塔を反射させたり、凱旋門を反射させたりと圧巻だった
綺麗にガラスの中に収めるように、建物を建設するの大変だろうなー

ラストの昼から夜へのカットにも度肝を抜かれてしまった!
1000

1000の感想・評価

3.3
二日酔いで乾燥麺みたいになった脳みそで、ちんたらと鑑賞した。
相変わらずフランス映画は合わんなぁ、という印象。あばよ、ジャックタチ
Moeko

Moekoの感想・評価

4.8
「ぼくの伯父さん」よりも、よりモダンが加速したパリの都市部が舞台。

映画の一貫したポイントとなってるのが「ガラス」建築でした。
透明化されてるのに、どこにも誰にも一向に接続されなかったり、
現実の虚像であるはずのガラス窓にだけ、
唯一パリらしいエッフェル塔(?)が
写ってたりするのがおもしろいです。
ガラスを撮影するのって、カメラやスタッフとか、余計なものが写ってしまうからめちゃくちゃ大変だと思うんですが、いったいどれほど苦心したのか、、。
ちなみに金属の壁や柱は、ぜんぶ巨大な写真を板に張り付けてあるので、反射せずに写ってるのだとか。
大量のエキストラも、すべて等身大の写真だったりするらしい!まじか!

アメリカ人の女性が、パリの風景が撮りたいのだと言って、人々を移動させ場を演出して写真を撮ろうとしたあとの
(これは現代に一層よくみる光景なので笑いました。)
「こっち来て!アメリカの製品もあるわ!」という台詞、
あと壁にはられた各国の観光ポスターがすべておなじ風景(ビルディング)だったりと、
世界にやってきていたグローバリゼーションの波、風景の均一化を、いちはやく皮肉を交じいて描いてるのがさすがです。 
けど皮肉に満ちていながら全体をみたときに愛を感じるのが、タチの映画の良いところ。

情報量が多く、観るたびに発見がある映画なので、複数人でつっこみながら観たいです。
2年と莫大な資金をかけて作られた(そしてタチを破産に追い込んだ)大作。最高です。
やま

やまの感想・評価

-
これって映画なの?

随所でコントが広げられる。

これも映画か。
二兵

二兵の感想・評価

5.0
オールタイムベストに入る一作!!!

久々に観直したが、本当に素晴らしい。映画に確固たるストーリーを求める人には向かないかもしれないが、普通とは違う世界観を持つ人、人間観察が好きな人、不条理を超えたカオスかつ狂騒的な笑いが好きな人は絶対にハマる。

超高層ビル、空港、アパート、駐車場、レストラン…巨額の予算を投じてこれら全てを丸ごとセットで作り出し、劇中に登場する100人以上の人々一人一人に自ら演技をつけて作品世界を完全にコントロール。

1960年代のフランスとは思えない程、凄まじい近未来世界を作り出してしまった"神"ジャック・タチの狂気には、僕らはただただ打ちのめされるしかない。

『ぼくの伯父さんの休暇』『ぼくの伯父さん』にあった都会と田舎との対比が無くなり、そこに映し出されるのは超モダンな世界。ほぼ同時代のゴダールのSF『アルファビル』と比較するのも面白いかも。

前半、迷宮の様な真昼の高層ビル内の空間、日が暮れてからの中盤、箸休め的なアパート内の人々の生活、そしてクライマックス、レストランの開店から乱痴気騒ぎまで、息もつかせぬ程の展開を見せる。

夜通しのレストランの騒ぎが終わり、夜明けを迎える瞬間が良い。非日常から日常への回帰というか、何というか、例えば村上龍の『限りなく透明に近いブルー』を読み終わった後の様な、ほっとした気持ちにさせられるのだ。

また一応主人公はユロ氏だが、この近未来空間に暮らす全ての人々が主役と言える。敢えて一人の人間に対して焦点を当てる事はなく、全ての人々を同じ目線で見つめる。カメラは余計なアップやパンニングを多用せず、ロングショット、特に建物内では奥行きのある構図を重ねる事で、怖いほど冷徹な世界観を作り出す。

それでも、最後にユロ氏がバーバラさんにスカーフをプレゼントしてあげる場面など温かみを感じられる箇所もある。何より"笑い"に溢れている。だからジャック・タチが好きなんだよなあ!

この映画を作った後、巨額の借金を背負ったせいでタチは自己破産してしまう。しばらく映画を撮れない時期が続き、結局数年後に長編を一本、そしてテレビ映画を一本しか作れずに生涯を終えてしまった。その事を思うと何とも言えない気持ちにさせられる。


以下、印象的なシーン、ネタ

・病院かと思ったら空港
・ユロ氏を見下ろしているかのように見える肖像画
・ガラスに映し出されるエッフェル塔、モンマルトル寺院
・片方だけズレてるメガネ
・レストランのドアのガラスを豪快にぶち破るユロ氏
・ちょくちょく登場するユロ氏の"戦友"
・桂文枝師匠の如く、何回も天丼で椅子から転げ落ちる人々
・ジャズダンスを踊る人々の狂乱
・何も無いところにドアノブを回して、ドアがあるふりをするウェイター
・あちこち壊れるレストラン
・段々ボロボロになっていく可哀想なウェイター
・ウェイターが花にワインをやっている様に見える
・ラスト、ユロ氏から女性へののすてきなプレゼント
・街灯をユリの花に見立てたお洒落過ぎるラストシーン
Sari

Sariの感想・評価

4.2

このレビューはネタバレを含みます


近未来のパリが設定のタチ流モダニズム。

ストーリーはお馴染みのタチ扮するユロ伯父さんが行く先でドタバタコメディを繰り広げる。タチが晩年自らの集大成として巨額の制作費を投じたこの作品。ガラスの超高層ビルや空港、博覧会場、アパートなどの街をまるごと巨大なセットで作っている。

静かな熱狂とでも言うべきか…
全てがとてもお洒落で洗練された世界。
これが1967年作とは…その完璧ぶりに脱帽。
無機質な建物、人々のファッションやインテリアなど細部に至る徹底ぶりにタチの映画へのそこはかとない情熱を感じ、ある意味狂気すら覚える程。ほぼ核となるストーリーは無くセリフもあまり無いが、お得意の前のめりで歩くユロ伯父さんの姿を観るだけでも、クスクスと静かな笑いが止まらない。画面の隅々までユーモアが凝らしてありなぜか目で追い続けてしまう。画面に次から次へと人々が入れ替わり立ち替わりする様はまるで人間版メリーゴーランドの様。終焉に向かいドタバタぶりが狂想曲の如く加熱し、白眉のナイトクラブのシーンに至ってはまるでオモチャ箱をひっくり返した様な楽しさ。観るたびに新たな発見がありそうで何度でも観たい。
この作品にもっと早く出会いたかった。
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