これは、ハリウッド映画ですので、ドニーさんは悪役です。
悪役のドニーさんって、目つきとか顔つきが違ってて、このお方、実はアクションだけでなく演技も上手いよなって改めて思います。
不敵な笑みとか目つきの悪さ、人を上から見下ろすような顔の角度、めっちゃ悪者です！
そういや、ジャッキーって悪役ってあんまりないから、こういう悪い顔あんま見たことないな。
映画自体は古い割に結構お金かかってそうですし、ストーリー設定も複雑なんだけど、あと一歩って感じ。
不死の民っていう、まあ不老不死でずーっと生きてる人間がいて、その不死の民の首を切るとその切られた人は死んじゃって、その死んじゃった人の能力が首を切った人間に吸収されるっていう仕組みらしいんですよね。ほんで、どんどん首切って力をつけてくる悪者と主人公が戦うって話なんですよ。
その悪者一味の中にドニーさんがいるわけなんですけど、もう他の人のアクションが霞んじゃうくらい速さとキレがすごくて、ドニーさん！やりすぎ！って思います。なので、最後、ラスボスが仲間全員の首を切って、力を次から次に取り込んで、主人公と戦うわけなんですけど、ドニーさんの力手に入れた方の勝ちやん！って思ってしまいます。まあ、悪役が負けるんですけどね。
このドニーさんのアクションシーンが2回あって、1回目はなんだ？！その帽子は！っていうおかしな帽子をかぶって登場します。んで2回目は、建物の中に落書きがあるんですけど、「奈良仏教」って漢字の落書き。それが気になって気になってしょうがありません。欧米の方々も日本の街に書いてある英語の落書きに笑ってるんだろうけど、そっちの落書きもどうかと思うわ～。奈良仏教って一体…。
まあ、夜中にやってたら見てもいいんじゃないでしょうか。ほんで、ドニーさん出てきて、「お、ドニーさん出てるやん！なんか得した感じ！」みたいな映画です。
