自殺に失敗した青年が、4人の幽霊に取り付かれ、4人の願いを叶えるまで成仏できない!という事から始まるコメディ。
主演は「猟奇的な彼女」のチャ・テヒョン。
幽霊が彼の身体を使って縦横無尽に街を駆け回り、彼の演技も七変化。
同じ設定では「オー・マイ・ゴースト」や「愛が微笑むとき」が思い浮かんだ。
かなり「愛が微笑む時」に近いです。
でもこちらのほうが幽霊達の個性が際立っている印象。
コメディかと思いきやラストの展開には思わず涙せざるを得なかった。
鑑賞後に序盤から細かな伏線がそこかしこに散りばめられていた事に気づき、脚本の素晴らしさに思わず唸る程の出来。
韓国映画の底力を遺憾なく発揮した、笑って泣けるコメディ映画のお手本的な作品だった。