清掃員として働く好青年風に登場するマーティン・シーンが次々と無計画に人を殺していくのでびっくりですよ。でも彼が主人公の物語ではなく、彼に無理やり連れてかれたシシー・スペイセックの「一夏の経験」的な青春物語の趣きです。
「トゥルー・ロマンス」や「ナチュラル・ボーン・キラーズ」に影響を与えたと聞けば、「おお、そうか〜」となりますが、源流は「俺たちに明日はない」ですよね。タランティーノ好きがマストチェックな映画かというと、別にそれほどの作品でも…。
それにしても、「地獄の黙示録」で人気が出たマーティン・シーンの主演作ということで、こんな邦題がつけられたそうですが、そのギャップがすごいな。そんな地獄感はなくて、もっとナイーブ映画ですよ〜。
