しりたん

ゾンビ・トランスフュージョンのしりたんのレビュー・感想・評価

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原題:AUTOMATON TRANSFUSION

ストーリーなんて最後の最後に説明されるので、読んでいなかった私は一体何が原因でゾンビ騒動になっているのか不明だった。全体的にノリは良いけど、後半がやや手抜きっぽくなっているし、コメディーとしか思えない行動も多々。
前半の追いかけられる所では『28週後』などを彷彿させられる大群が走ってきて、パニック感をがんばっているが、終わり間際は打ち止めを喰らったのかの様にゾンビが数人しか出てこない謎。画質も並以下かと思われる。高画質は求めませんが、この作品は汚すぎる。

本編75分と短い物ですが、収拾つかなくなって「To be continued」で終わらせられるのにビックリ。名も売れず、駄作のゾンビ映画で数部校正作品をやろうと考えている時点で間違っている。まずは作品の知名度を上げてから続き物作れと言いたい。


★さらにダメ出し★

▼感染?でゾンビになるらしいこの作品。舞台は高校。
授業中に先生に噛み付き出した生徒。噛まれた先生は担架に
乗せられ運ばれていくが、首を噛まれたのに止血を何一つ施していない。足をバタバタさせて「痛い~」しか言わない。実にショボイ。さらに追い討ちでゾンビになった当の本人は野放しで廊下に転がり込んでくる始末。

▼学校2Fの渡り廊下(?)っぽい所で生存者①がゾンビに押されて通路向こう側に落ちかけるが、何とか縁につかまりゾンビうようよの1Fへの落下を防ぎ、もがいている最中に生存者②がゾンビにタックル。するとゾンビも縁につかまり、生存者①の真横で一緒にぶら下がってもがいているではないか( ´・ω・)y─┛~~~oΟ◯コメディーですな。

▼体育館のシーンで「キリストが~」と書かれている大きな旗を見上げて読んでいるシーンで思いっきりマイクが画面に入り込んでいる。 『あ!マイク入っているじゃん!』と言われたかのように、マイクが逃げていくのが見える。

▼家のセットが1部だけ廃虚を“それなりに”民家に仕立て上げた
感じの造りで違和感でまくり。

▼今のところ生存者な4人が各自武器を握り、ゾンビの群れを
突破するシーンがある。バット、電ノコ、ゴルフクラブは分かるが、群がっている中突破するのにショットガン1丁のみ所持のバカが居る。ところがどっこい、うまく切り抜けているのに唖然。電ノコ野郎は、また違うシーンで電ノコ持って“無双”を始めるが、即ゲームオーバー。この差は一体・・・。
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