アンソニー

隣人13号のアンソニーのネタバレレビュー・内容・結末

隣人13号(2004年製作の映画)
2.6

このレビューはネタバレを含みます

キャスティングがかなりよくてこれ以外考えられない役の配置な気がする


ただ、話が圧倒的に納得できない。。。
すべて妄想だとして、きれいなエンドを迎えたいならこんな話描かなくてもいい気がする。
本当に小部屋にいた13号との決別までがすべて村崎の妄想で、子どもの時にいじめてたやつにやり返して己を振り返ったラストが現実ならそこまでの人間描写であったり、主人公以外の過去回想なんて本来いらない…

原作が伝えるいじめの凄惨さと復讐の虚しさとかをかなり履き違えたエンドにしてる気もする。
復讐のために生まれた13号という人格の扱いを完全なる他者として設定してないからラストにもう一度だして、もしもみたいなエンドにしてるんだろうけど、さすがにこんなお花畑は後味が悪い…

自分をいじめてたやつと仲良くなるなんてねえよ。
その一点だけは本当に気持ち悪い。