「よっしゃ！ゼックスすっぞ！」っていうテンションの映画だと思います。『ジムノペディに乱れる』に引き続きこの映画の男主人公もやたらとモテまくる男。でも『風に濡れた女』の彼はモテまくってたのに何故かいまは山奥にボロい小屋建てて1人で世捨て人生活なんですよね、そして女を断つ！って言ってる。その理由と言えるものは一応劇中で本人の口から語られるんですけど、いやわざわざ山奥にまでこもって生活しなくてもよくないかな？と思いました。
ストーリー云々よりはセックスを男と女の真剣勝負なスポーツ、格闘技のように描いているのが面白かった。ロマンポルノってなんとなく女の情念とか、セックスに関わるエモーショナルな部分の描写が多いイメージが強いので、「ちくしょーレズでもないのに女にイカされた悔しいー！おいお前ヤらせろよ！」みたいなテンションでするのが笑えた。テンションもそうだけど身体の動きの描写が楽しかった。持ち上げたり噛み付いたり背負い投げしたり。
