風に濡れた女の作品情報・感想・評価・動画配信

「風に濡れた女」に投稿された感想・評価

欲を断ち切るために世捨て人になったけど、よくわからん女たちが周りを囲んできて、なかなか断ち切れない男の話でした。

セリフの言い回しとか、間の取り方とか、舞台っぽいなと思いました。セットを利用としたベタなコメディが印象的でした。

あと、助手の女の子が一番可愛らしくて好きでした。

全てはラストシーンのグランドフィナーレへの助走でした。最後まで見て、なるほどこの映画をどう見たらいいかわかった気がします。
mrhs

mrhsの感想・評価

4.0
エロス≒生命力に満ちた作品。食欲と性欲を同時に満たす場面(セックスしながら、ものを食べる!)がその象徴で、タナトスに取り憑かれて久しい私にはとても眩しい。とはいえ傑作であることに疑いようはない。

ロマンポルノリブートというだけあって現代風にアップデートされている部分もあって、神代辰巳を下敷きにしていることはタイトルからも自転車で海に突っ込む冒頭からも明らかなのだが、女を殴らないのは好感度高し(神代辰巳のロマンポルノって大体女を殴ってる気がする)。俳優も頑張っている。

ただ神代辰巳オマージュならビスタじゃなくてシネスコで撮っても良かった気が。
ノ

ノの感想・評価

3.0
開幕3ショット観ただけで、他の4本とは全然違うなって手応えある。
それなりに面白かったし、懐かしい感じも受けた。ストーリー展開は昔の日活ロマンポルノそのものだ。間宮夕貴が可愛くて、いい雰囲気を演出していた。
一時代を築いたにっかつロマンポルノを気鋭の監督たちによって甦らせるリブート企画の1本。鬼才・塩田明彦監督がシニカルなユーモアを交えつつ、ロマンポルノにオマージュを捧げた意欲作。ワイルドな女たちと翻弄される男たちの弱肉強食の世界。山小屋で暮らす劇作家の男と自転車で海に突っ込むエキセントリックな女。♪青チン塗ったら毛が生えた。新劇団員白シャツ男四人。野良犬の鳴き真似。山小屋倒壊。"イヌはどっち?"。ベンガル虎脱走。「あんたは私にロックオンされたんだ。逃げられると思うなよ」
eedays

eedaysの感想・評価

3.1
リブート感ある。
永遠には続かないし、それでいいんだね。
また、ときどきリブートしてね。
スゲノ

スゲノの感想・評価

3.5
11/27 新潟第一ホテルで観た。夜後泊をする日に観た。次の日朝移動だけだからって映画観た。不安を煽るようなサウンドトラックが印象的だった。コメディっぽさもすごく感じた。間宮夕貴がすごく綺麗だった。
そして日活ロマンポルノ、ロマンポルノリブートプロジェクトを知ることになった。
runedoll

runedollの感想・評価

2.8
いざとなったら割れたビンのカケラ口に突っ込んでやったらいいのか。危ないなぁ。
真面目に生きようとしている人間のタガが外れたらバラックも倒れる。コメディーとして観ると面白い、笑える。
2010年にもなって無心に面白いなんてできごと、ほとんどないからこれは絶対見たほうがいいよ
eye

eyeの感想・評価

3.6
風に濡れた女 (2016)

自給自足のような生活を送る
元 劇作家の男・高介は無欲

そんな高介の前に突然現れる
不思議な女・汐里は野生味溢れ貪欲

そんな汐里が突然自転車で海に突っ込み
陸にはい上がって来たと思ったら、、

おもむろに上着を脱ぎ出す

>今晩泊めてもらえない?

そんな破天荒な行動から
2人の出会いは唐突に始まる

汐里は野良犬のように高介にまとわりつき
執拗に追いかけて翻弄する

「家に泊めてほしい」
という彼女の願いを却下するものの

>アンタは私にロックオンされたんだ
>逃げられると思うなよ

一旦はその場を去るが後日 行きつけのカフェでウェイトレスとして働く汐里と再会する

汐里の様子からどうやら色々な男を
漁っている様子が描かれる

一方で昔の劇団仲間であり 巡業の途中で
高介の彼女だった演出家・響子も加わる

劇作家としての高介の熱烈なファンという
新人助手 夕子や4人の劇団員たちも加わる

それぞれのメンバーが揃った辺りから
男と女たちの欲望の渦が広がり始める

恋愛喜劇で描かれ 軽妙な笑いがありつつ
肉体の欲求に対し ぶつかり合いが描かれる

リビドー説を裏付けるかの如く
生命力と性欲には相関があるかのよう

性欲が強い女性に翻弄され抑え込んでた
高介の性欲の度合いも徐々に上がっていく

特に後半は凄かった

もはや動物に戻ったかのようにそれぞれの
性行為の描写がクロスする形で描かれる

高介・汐里のバトルからの性行為描写は
衝動感の塊でプロレスとして捉えられる

かなりズレつつ 性欲を隠しつつ 描かれるも
人間は最終的にはソレに立ち戻るかのよう

離れる間もなく 食べたり飲んだりしつつ 
性行為に勤しむ その姿はとても原始的

高介の内面感情の動きが 

小 → 大 へと大きくなって
最終的には律することができなくなる

そして彼の住んでいる家と交わる形で描かれ
性行為により家は爆破されたように崩壊する

彼の根底には もはや抑えられない性衝動を
持っている のもこの映画の特徴の一つ

安っぽく低俗な感性のように見える一方で

過去のロマンポルノへのオマージュ
人間の性欲の描き方が秀逸

なんだかんだでラストの駆け抜け方が衝動的
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