Ryu

ラガーンのRyuのレビュー・感想・評価

ラガーン(2001年製作の映画)
3.8
4時間弱ある超大作。干魃に苦しむ村。その地を統治しているイギリス軍にクリケットで勝てば、3年間 年貢がチャラ。しかしまければ、3倍の年貢を納めることに。クリケットのクの字も知らない農民達がイギリスに勝つために奮闘する。
男たちのアツい絆、三角関係のロマンス、障害者への差別、神々への信仰、そしてインド映画お約束の歌やダンス。とてもボリュームたっぷりで見応えバッチリでした。前半のひとりぼっちのブバンがどんどん仲間を集める様は少年漫画みたいでアツいものを感じました。ストーリーは王道なものなので、最後にどうなるのかはある程度は予測がついていたのですが、やはり試合のシーンはハラハラしました。ゴールは予測ついているのですが、そこまでの過程がよかったです。年貢という命が懸かっているだけあって、一つ一つのプレイでワールドカップ優勝並に喜ぶ村人達の姿は微笑ましかったです。かなりの長編作品ですが、色んな要素が詰まっていて、飽きることなく鑑賞できました。
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