Harigane

ラガーンのHariganeのレビュー・感想・評価

ラガーン(2001年製作の映画)
3.7
<あらすじ>
1893年、イギリスに支配されていた頃のインド。
干ばつによって不作の中、藩王はイギリスのラッセル大尉から2倍の年貢を納めることを要求される。
ブバン(アーミル・カーン)は村人たちを奮起し、直談判しに行くが、ラッセル大尉はクリケットの試合に勝つことが出来たら3年間年貢は免除、負けたら3倍という条件を突きつけ、ブバンはこれを引受けてしまう。
クリケットのルールも知らない彼らは、この賭けに勝って年貢免除を勝ち取る事が出来るのか・・・

<感想>
大好きなインドのスーパースター、アーミル・カーン主演とあってずっと気になっていた今作✨
3時間半という長尺がネックでなかなか手が出せませんでしたが、ようやく鑑賞することが出来ました🤣

今作はイギリス植民地時代におけるクリケットの試合⚾︎
スポ根映画でありながら、そこにはヒューマンドラマであったり、ブバンと幼馴染のゴゥリ(グレーシー・シン)、そして唯一の見方であるイギリス人のエリザベスの三角関係の恋愛模様も描かれていました💕

ブバンの事が大好きなゴゥリ🌟
ブバンと仲良くするラッセル大尉の妹のエリザベスに対してやきもちを焼く姿が可愛らしかったです😂

インドの神話のクリシュナとラーダの関係性をミュージカルシーンで表現するブバンとゴゥリ🕺💃🎶

ブバン「なぜラーダは嫉妬するの?」
ゴゥリ「嫉妬して当然よ」

この繰り返しを歌とダンスで2人がずっとやり取りしていましたが、言葉の意味が分かっていないエリザベスはゴゥリに対して、
「あなたの歌と踊りはとても美しかったわ」と絶賛していました👏
自分の事に対してやきもち焼いているとは知らずに😅(笑)

長尺の今作、実に1時間半はクリケットの試合にあてがわれています🔥

クリケットの試合について☝🏻
◇11人制で行われて、2イニング(1イニングは10アウト)まで行われます。
◇試合時間がとても長いため、ランチタイム、ティータイムがあったり、日をまたいで試合をすることも多々あるそうです。

今作でも途中で「ランチタイムです」のアナウンスがあったり、「本日はここまで」と試合の続きが翌日に持ち越しになったり、結果的に試合自体は3日間に渡って行われていました😬

1イニングに322点を取られても、「よし!俺たちは323点取るぞ!」と奮起する選手たち👊🏻💥
野球だったら完全に戦意喪失するようなありえない点差ですよね💦
でもクリケットなら、逆転も狙えちゃうんですね😳

元々はイギリスの貴族の暇つぶしの「紳士・淑女のスポーツ」だったみたいで、それなら試合時間を気にする必要もなかったのかもしれないですね🎩

ストーリーとしてはイギリス軍にクリケットの試合を挑む、これだけなので正直3時間半も必要だったかと言われると疑問ですが、内容としてはとても面白い作品でした😄
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