田中太郎

シュレックの田中太郎のレビュー・感想・評価

シュレック(2001年製作の映画)
4.1
個人的に…ドリームワークスは“アンチディズニー"という感じがして好き。
今作も王道アニメ映画と見せかけ、そのアンチ魂を隠すことなく存分に発揮している。

誰もが恐る怪物シュレック。
そんな彼の心休まる自宅(沼)がおとぎ話のキャラクターの住処に。
自宅を取り戻すべくフィオナ姫を救いにいくが…

前半からゼペットおじさんがピノキオを人身売買しようとしたり、フィオナ姫の信じられない真実であったりと、ディズニーが敷いてきた"お決まり"というレールをぶち壊す映画。

子供は子供で楽しめ、大人は大人でブラックジョークとして楽しめる。ピクサーは王道なやり方で多方面に好かれる作品を作るが、ドリームワークスは少し捻くれたやり方でファンを喜ばせる。

この映画の凄いところは前半かなりブラックジョークで笑わせてるのに、着地はしっかりと素敵である、ということだ。
クソみたいな中身の王様と、見た目は怪物だが心が綺麗なシュレック。
大切なのは見た目ではなく…という結構説教くさくなりがちなメッセージ性を自然にストーリーに落とし込んでいる。

キャラクターといいストーリーといい音楽といい、全てが懐かしく、楽しいのでかなり好きな作品。もちろん吹き替えの浜ちゃんも好きだ。
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[この映画のBest俳優]
ドンキー
[脚本面]☆☆☆☆
[映像面]☆☆☆☆
[ストーリー性]☆☆☆☆
[オススメ度]☆☆☆☆
田中太郎

田中太郎