へい

狼の時刻のへいのレビュー・感想・評価

狼の時刻(1966年製作の映画)
5.0
奥さんに愛に応えれない不安、仕事がうまくいかない不安、人を殺めたことへのトラウマ、子どもが産まれてくる不安、

島に住む男が不安に苛まれ、心の闇を拡大させて幻覚世界に奥さんと一緒に引きずり込まれる。愛し合う夫婦は似てくるように幻覚も共有する。どちらもまともではいられず、喧嘩して分別してしまう姿は悲しすぎる。

幻覚世界では、金持ちどもが夫婦に向かって行いカメラが次々と醜い笑い声、顔に変わり不愉快になる。めちゃくちゃ馬鹿にされる。その後、大量の鳩が出たり婆さんの足にキスしたり上下左右が分からなくなったりと悪夢が連続して現れるのには驚いた。
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