もうすぐ夜明けだ、秒針。白と黒の間、朝と夜の間にある狼の時刻で二人は夢と現の間に溶け込み、そこに現れる人と獣の間の姿をした古城の住人たちに出会う。そこで彼らが客人のため催した人形劇の舞台の幕には男根…
>>続きを読むイングマール・ベルイマン作品の謂わば「体現者」たるマックス・フォン・シドー、リヴ・ウルマン、イングリッド・チューリンが揃って顔を並べた本作は、全編に得体の知れない恐怖や不穏さを漂わせたクラシックなホ…
>>続きを読むベルイマンにとっての『8 1/2』(Otto e mezzo, フェデリコ・フェリーニ監督, 1963年)もしくは『アイズ ワイド シャット』(スタンリー・キューブリック監督, 1999年)といった…
>>続きを読む風に暴れる布の運動
一分の内に永遠を閉じ込めて了うか
明くことのない夜、醒むことのない悪夢
映画的な植生
映像のアイデア、舟の撮り方、悪趣味な晩餐会での過剰なカット割、俯くようにして壁を天井を歩く男…
空いた口が塞がらないとは正にこのこと。
語るアルマの顔がフェードアウトしていくのを見る。映画が僕を閉じ込めた。秒針の音に耳がそばだち、右手が小刻みに震えていた。あんなにも妖しく攻撃的な森の映像は、僕…
冒頭クレジットの音声部分は撮影現場の音声で、これから観るものはあくまで作り物だと言わんばかり。次にオープニングではアルマがカメラ目線で話し、映画内で語られるのはアルマが体験した事実であることを示唆す…
>>続きを読む現実と幻想がないまぜになる感じ好きやったし、そもそも夫主観のシーンは日記の内容に基づいているという設定もあるのですんなり観てられたけど、まさか語り手である妻がそれらに対して心理的というか病理的な側面…
>>続きを読む孤島で暮らすスランプ気味の画家である夫の失踪をその妻が回顧する、という話の枠組みはあるものの、内容の方にはベルイマンの作家としてのかなりパーソナルなものが投影されているという印象。
スランプ気味の芸…