とぽとぽ

終わりで始まりの4日間のとぽとぽのレビュー・感想・評価

終わりで始まりの4日間(2004年製作の映画)
4.2
確かにコジャレたインディー臭はするし、ぼく自身そういうのは大好きだけど、それ以上にコメディで意外と深い人間ドラマ。過度期にあったナタリー・ポートマンのレオン級の魅力が炸裂した貴重な記録であり、オシャレなサントラでもポイントを稼いでいる。本編を見たことがなくても見たくなるようなサウンドトラック。死は誰のそばにもあると思い出させられ、独特の笑いのテンポが癖になる。この世の毒も笑い飛ばす。無感覚になるよりはずっと良いから。傷ついた魂は引かれ合い、ウィル・ハンティングのように特別な誰かに出会い、自分も誰かも許し、一歩進む。差異を伴う反復を上手く使いながら、少しウディ・アレン的にもなる。

サイドカーに乗りたい。故郷に帰るモノの中でかなり上位、個人的には。主人公アンドリュー・ラージマンの抱える問題は独特だけど、それが映画で、それも普遍的になりえる。ぼくはずっと集中モード。
「自分を笑えなかったら人生は退屈」
「家族ってのは同じ場所を恋しく思う集団」
「ぼくの人生で唯一確かなものだ。もう人生を無駄にしない。」So what are we?

TOMATOMETER86 AUDIENCE88
Critic Consensus: Delivering a quirky spin on familiar twentysomething tropes -- with a cannily-placed soundtrack -- Garden State has enough charm to mark a winning debut for first-time director Zach Braff.
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