私立探偵ニックは患者が立て続けに失踪しているという精神病院へ自身も患者に成りすまし潜入捜査を開始するが…。

ロバート・パトリック×マルコム・マクダウェルでなんとなくキャリア的に似た者同士の共演に心踊らせたものの、絡みが少ねえぞ！

ジェームズ・シールは『ノーウェイ・アップ』が神がかり的な面白さを放っていただけに何気に期待していたのだが、本作はなんとも残念な出来である。

安楽死に対するテーマ性を持ってきたのはよかったと思うが、それよりもストーリーの魅力なさが際立ってしまいつまらなく感じてしまった。

友人の死の真相を探るため病院に潜入した探偵が病院裏で行われている恐ろしい出来事に巻き込まれていく
サスペンスアクションスリラー

【概要】
探偵のニック（ロバートパトリック）の元に深夜
精神病院に医者として務める友人フランクから「病院で何か起きている、調査してほしい」と留守電が入る

翌朝、詳しい事情を聞くためフランクに折り返し電話するもなんと彼は自殺していた

友人の死を不審に思い患者になりすましたニックはフランクが働いていた精神病院に潜入調査することに

そして、調べていくと9ヶ月の間に4人もの患者が失踪していることを知る

また数ヶ月前に同院にて収容されていた
シルバーレーン（マルコムマクダウェル）という11人殺しの殺人鬼も行方不明になっており
殺人鬼レーンの線で調査していくのだが…


【感想】
全編サスペンススリラーのラスト若干アクションで構成された映画

推理要素はたいした無く
犯人はシルバーレーンだろ！どこだー
　↓
お前雇われやったんかー
黒幕誰じゃー
と犯人を探しては都合よく進むだけ
アクションも黒幕とおまけ程度にバトルぐらい

雰囲気としては全編スリラー感強いものの
特別何か恐怖を掻き立てるようなシーンがあるわけでもなく
かといってサスペンスも上記のように薄いため見るものありそうでない感じがずっと続く印象

まぁ、主演がロバートパトリックなので絵になるのだがいかんせん他がね…
マルコムマクダウェルもそんなに出番多いわけでなければ意外と小者的扱いだったりと共演感もそこまで感じられんかったかな


ラストの犯人の正体が脳の電磁波を操り人を自殺できる方法編み出し
それを使い安楽死させる商売に目をつけたのはいいんだけど
そこまでできるならやはり軍用化のほうに目が入ってしまっていかんせん
こじんまりしてる感が否めない

• #100円VHS（送料込み）

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