フレスコの傘さんの映画レビュー・感想・評価

フレスコの傘

フレスコの傘

バールのようなもの

ギブリーズ episode 2(2002年製作の映画)

3.0

溶岩の塊みたいな激辛カレークソワロタww
かなりクセのあるタッチは好き嫌いが分かれそう。技術的なことは分からないが、こってりした水彩画?のような淡い感じや、エセクレイアニメ?のようなヌルっとした感じが
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SCUM/スカム(1979年製作の映画)

5.0

唐突に始まり、唐突に終わる少年院でのヒエラルキー。その唐突さの中に感情の起伏を導き出す音楽は一切使われず、アラン・クラークのドキュメンタリータッチの映像が淡々と映し出されるだけである。

本作は『気が
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シリアル・ママ(1994年製作の映画)

5.0

ウォーターズの作品なので言わずもがな悪趣味の極みに満ち満ちたブラックコメディなのだが、不思議なことに気品さも感じられるのだ。気品さもあるのに最高にブっ飛んでいるというこのめちゃくちゃ感。

キャスリー
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アメリカン・クライム(2007年製作の映画)

4.5

アメリカで実際に起きたガートルード・バニシェフスキーによる少女虐待事件、シルビア・ライケンス殺害事件を元にした作品。

この事件を元にした作品で有名なのはケッチャムの『隣の家の少女』だろう。ガートルー
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ビリー・エリオット ミュージカルライブ リトル・ダンサー(2014年製作の映画)

4.0

映画版のキャストが好きすぎるので好きなのは断然映画版の方だが、ミュージカル版にはミュージカル版の良さがあるし、何より歌って踊って(タップダンスもこなす!)演技をするというミュージカルスターたちのスキル>>続きを読む

恋する宇宙(2009年製作の映画)

3.5

某ホラー映画でダンナをフルボッコにしていたイメージが強すぎるローズ・バーン姐さんとアスペルガー症候群の青年アダム(ヒュー・ダンシー)との切ないラブストーリー。

ここに書くのはお門違いなのは承知の上だ
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ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.0

面白かった!あっという間の2時間弱。というか青春時代をハリポタシリーズと共に駆けてきた人たちにとっては歓喜もののシリーズだと思う。だってみんな魔法界への憧れを抱き続けているのだもの。とっくの昔に大人に>>続きを読む

ジーサンズ はじめての強盗(2016年製作の映画)

5.0

ジイ様3人組の豪華さもさることながら、脇を彩る脇役の皆様方がジイ様たちに負けじと生き生きとしているのがよろしい。シオバン・ファロンをはじめジョシュ・パイス、ピーター・セラフィノウィッツ、ジョン・オーテ>>続きを読む

千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

5.0

もう何度観たか自分でも分からなくなっている人生のベスト映画。

観る度に新しい発見や疑問に気付くことができる作品はそうそうない。改めて思うのはメタファーにまみれた映画であるということだ。千と千尋は私に
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恐怖の岬/ケープ・フィアー(1962年製作の映画)

3.5

グレゴリー・ペックVSロバート・ミッチャム!!

白黒の陰影が非常に美しいのでミッチャムのスリーピング・アイがこれでもかというくらい際立っているのが恐ろしい。

全体的にヒッチコックっぽい作品だな~と
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ニノの空(1997年製作の映画)

2.0

冒頭、スレンダーな美女がヒッチハイクをし、フランス版アレックス・ボールドウィンみたいな男(胸毛ももちろん濃い)パコをとっ捕まえる。ほうほう、いきなり美女と野獣の果てしないロードムービーが始まるのだな?>>続きを読む

アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

5.0

前回鑑賞した時は俺の名刺TUEEEE!!のシーンとチャンベさんが全裸+チェンソーで追いかけてくるところしか記憶になかったんだけど、改めて観てみるとチャンベさんがいかにヤバいかが分かる素晴らしい作品だな>>続きを読む

インクレディブル(2008年製作の映画)

2.5

オーガの描写に迫力がなく、チープすぎて全てが台無しなんだけど、新世界と旧世界の若者たちが協力してバケモン退治をする(内容は薄い)という展開には胸アツ。

幻の町であるエレンズフォードの住人たちの最期は
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人造人間13号(2013年製作の映画)

2.5

他にもっとまともなタイトルはなかったのかマジで?ってくらい酷い邦題だけど『ジンジャースナップス』シリーズのキャストがちらほら出てくるのが最高だな。

CSI研修生たちの最終試験中に襲いかかる最強クリー
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アメリカン・ドクターX(2012年製作の映画)

4.0

優秀な医大生メアリーが如何にして身体改造を専門に行う闇医者ブラッディ・メアリーと化したか。

ジャンルとしてはレイプリベンジものになるんだろうけど、一応身体改造をテーマにした作品なので苦手な人はとこと
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惨劇の週末(2000年製作の映画)

4.0

仲間たちのちょっとしたイタズラが原因で死んでしまったナチョ。その4年後、ナチョを過って死なせてしまった仲間たちが次々と不可解な死を遂げていく。

果たしてこれは死んだナチョの復讐なのか?という既視感あ
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ハンターズ グリム童話の秘宝を追え!(2013年製作の映画)

2.5

TVMだしスケールの小さい『ナショナル・トレジャー』といった感じかな。インパクトはほぼ皆無だがつまらなくはないので暇潰しにどうぞ。

というかロビー・アメルとキーナン・トレイシーの兄弟役がとんでもなく
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アメイジング・トイワールド カラクリ地下迷宮とおもちゃ王の秘宝(2013年製作の映画)

3.5

ヨーロッパの子供たちの間で親しまれているコミックが原作。さしずめスペイン版『グーニーズ』といったところか。

前半パートのわくわく感と後半パートの謎解きの配分が上手く、子供向けではあるが、大人が観ても
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隣人 ネクストドア(2005年製作の映画)

4.0

根本的なテーマは『チャイルドコール』と同じような気がする。本作をさらに煮詰めたものが『チャイルドコール』ということだろうか。

クリストファー・ヨーネルの神経質そうな顔と今にも崩れ落ちそうな脆さが感じ
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バーニー みんなが愛した殺人者(2011年製作の映画)

2.5

1996年にテキサス州カーセッジで39歳の葬儀店員が81歳の大富豪の女性を殺害した事件を元にしたブラックコメディ。

ジャック・ブラックの演技とシャーリー・マクレーンの鬼ババぶりは最高だったが、ドキュ
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チャイルドコール 呼声(2011年製作の映画)

5.0

ノルウェー産ストーカー男の恋愛事情を描いた『ジャンク・メール』の監督ポール・シュレットアウネによるサイコスリラー。

ノオミ・ラパスのどアップジャケットが強烈。

現実は辛いから、非現実の世界へ閉じ籠
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メン・イン・キャット(2016年製作の映画)

4.0

仕事ひとすじのワンマン社長トム(ケビン・スペイシー)は娘の誕生日にプレゼントしようと買ったMr.もこもこパンツというふざけた名前の猫と入れ替わってしまう。

分かりやすい展開でなんの捻りもないけど、こ
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グランドピアノ 狙われた黒鍵(2013年製作の映画)

4.0

舞台恐怖症の若き天才ピアニスト、5年ぶりの復帰コンサート、譜面に赤いインクで書かれた「一音でも間違えればお前を殺す」という恐怖のメッセージ、観客席に潜む謎のスナイパー……。

掴みだけでこうもがっちり
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ミスター・スキャンダル(2013年製作の映画)

3.0

ソーホーの帝王ことポール・レイモンドの生涯を描いた伝記ドラマ。

正直なところポール・レイモンドのことはよく知らない。オープニングから美女の裸体づくしなので、おっぱい!おっぱい!ケツ!ヒャッハー!サン
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ミス・シェパードをお手本に(2015年製作の映画)

4.0

『英国万歳!』、『ヒストリーボーイズ』のニコラス・ハイトナーとアラン・ベネットが再びタッグを組み、ベネットの実体験を元にしたほぼ実話の物語。

上記の二人の作品ということで、『ヒストリーボーイズ』のボ
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ラスト・ブレス(2011年製作の映画)

4.0

完璧ジャケ買いだったんだけど面白い!こういう隠れた良作に出会えた時の嬉しさは本当に快感だわ。

原題の『RESPIRE』は呼吸するという意味だが、ラストブレス(最期の息)という邦題もシンプルながら逸品
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バスケット・ケース(1982年製作の映画)

5.0

キッチュ感満載だし、役者の演技もオーバーアクション気味で下手くそなんだけど、そういう安っぽさが旨味成分として全体に作用し支持されているであろう稀有なカルト映画。

ベリアルくんも最初こそ「うわ~、ヤッ
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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(2014年製作の映画)

4.5

「あなたが普通じゃないから世界はこんなにすばらしい」

果たして孤独で異端として扱いを受けていた天才数学者にこのような言葉をかけてくれた人が実際にいたのかどうか…。

暗号を解読し、多くの人間の命を救
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17歳の肖像(2009年製作の映画)

4.5

最初こそかっこいいナンパの仕方で乙女の心をさらっていくものの、終盤からはクズ男まったなし!のデイヴィッドとどんどんきれいになっていくジェニーの対比が面白い。

キャリー・マリガン、実はあまり好きじゃな
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ブロンドと柩の謎(2001年製作の映画)

3.5

これぞ正しくTの悲劇。

ハーストもチャップリンもマリオンもみんなクソクソアンドクソ!!愛人愛人やかましいが、クラシカルな雰囲気は十分に楽しめる。特に女性陣のファッションや装飾品の美しさは逸品である。
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ブリジット・バルドー/恋するレオタード(1955年製作の映画)

3.0

ウィーンの音楽学校が舞台。性格も見た目も正反対なソフィーとエリスは音楽教師エリックに恋い焦がれるが…。

BBのウエストの細さ、小悪魔的なかわいさはもちろんのこと、エリス役のイザベル・ピアの儚げで折る
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フットボール・ファクトリー(2004年製作の映画)

2.0

フーリガンをテーマにした作品。主人公御一同に全く魅力が感じられないのだが、ある意味リアルさを求めてこの方向にしたのかなとも思う。

しかし、劇中にも出てきた「40になってもまだこんなことをやってるのか
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エイドリアン・ブロディ エスケイプ(2010年製作の映画)

3.0

なんだコレ?車に乗る際はちゃんとシートベルトをしましょうみたいな啓発映画じゃねえの…?観終わった後はこんなボケをかましていたが、よくよく考えたらあの部分はこういうことなのでは?と次々と疑問が湧いてくる>>続きを読む

愛のめぐりあい(1995年製作の映画)

2.5

ミケランジェロ・アントニオーニが描く愛をテーマにした官能的な恋愛オムニバス。

マルコヴィッチ演じる旅する映画監督が次回作の構想を創造するという構図そのものは面白いが、どうも全体的に安っぽいメロドラマ
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シンプルメン(1992年製作の映画)

4.0

「どこから銃を持ってきた?」
「トラブルと欲望から」

こんな皮肉で洒落た会話がさらっと流れて跡形もなく消えてしまうような作品。

ハートリー作品に出てくる人間はどうして誰も彼もwanderingなや
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サイモン・バーチ(1998年製作の映画)

5.0

時間とともに美しく変化していく自然風景と少年たちのみずみずしく純粋な感情が画面から抜け出て体全体へ染み渡る。

テーマ的には徹底したお涙頂戴作品に仕上げることも可能だったはずだが、意外にも笑える場面が
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