悪魔の毒々クチビル

サタンクロースの悪魔の毒々クチビルのレビュー・感想・評価

サタンクロース(2005年製作の映画)
3.6
世のリア充カップルどもはどうせ二人で「悪魔のサンタクロース」を観ているんでしょうけど、俺はこれにしましたよ。
高校生以来の視聴な気がする。

フォロワーさんでレビューされている人は殆どいませんでしたが、意外と観たよって人居そうですよね。

サンタが実はサタンのせがれで、1000年前に天使とのカーリング対決に敗れたことからクリスマスを楽しませなくてはいけなかったが、漸く約束の期限が終わり再び虐殺を開始するっていうお話。

昔は知らなかったけどこのサンタ、元WWEのビル・ゴールドバーグだったのね。
道理でゴツい訳だ。
と言うことで、今作のサンタは彼の長所を活かした肉体派となっています。
確かにそう考えると、所々でプロレスの技っぽい攻撃を仕掛けていましたね。
しかも遠距離からだとお馴染みトナカイ(バッファロー)の引くソリからプレゼント爆弾を放り、挙げ句には火の玉まで吐いちゃう死角の無さ。
終盤は我慢出来なかったのか、サンタのトレードマークであるあの赤服を脱いでまで、ムキムキの上腕二頭筋を披露していました。

主人公の少年はちょいと影が薄いんだけど、ヒロインのメアリーが超キュートで良かったです。
あと主人公のお爺ちゃんは如何にもワケありな感じの発明じいさんで、「あぁ、この人が◯◯なんだな」と一発で分かる伏線(答え)の潔さも単純でよろしい。

あと開始すぐに「これ吹き替えでも面白そうだな」と思い吹き替えで観ましたが、見事にその通りで緩い午後ロー感がめっちゃ楽しかったです。
あの本来セリフ無いだろうなって所にコミカルなやり取りを追加する適当っぷりや、コテコテの方言を話すキャラとかも今作の雰囲気には丁度良かったです。

因みに冒頭でサンタに殺される一家の中にレベッカ・ゲイハートや確かジェームズ・カーンもいて何故か無駄に豪華?でした。
随分長いことレベッカ見ないなと思っていたら「ワンス・アポン・タイム・イン・ハリウッド」に出ていたのね。全く気が付かなかった。

徹頭徹尾おバカなノリで尚且つ本編は70分台とサクッと観られるので、暇な時はクリスマスでなくとも楽しめちゃいますよ。


そう言えばクリスマスにちゃんとクリスマス映画を観るって、結構久々な気がしました。


ところで俺がサンタさんにお願いした全リージョン対応のBlu-rayプレーヤーは、一体いつになったら届くんですかね。