ここ最近は監督で映画を選ぶ傾向にあって、「フィンチャー監督だから」という理由でこの作品をチョイス。
全く逆の方向性で裏切られました。フィンチャー監督においては数少ないハッピーエンドな作品だと思います。
印象に残る台詞が文学的でありながら映画としてのテンポがよく非常に良い作品だったと思います。
途中、作品の構成から、「フォレスト・ガンプ」と比較して観て見劣りする感もありましたが、しっかり物語にトドメを刺しているあたりに監督の残酷な片鱗が伺えます。
「セブン」と立て続けに観て 、ブラッド・ピットが単なる「色男俳優」ではなく、正真正銘の演技のこなせる「演者」であり、そこを引き出す監督の巧さがひかります。セリフの通り、「完璧」になって行く様が凄い。
