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エンティティー/霊体のsonozyのレビュー・感想・評価

エンティティー/霊体(1982年製作の映画)
3.0
オーストリアの前衛映像作家ペーター・チャーカスキーの『Outer Space(1999)』『Dream Work(2001)』の元素材ということで。

ロサンゼルスに住む3人の子持ちのシングル・マザー、カーラ(バーバラ・ハーシー)が、自宅で目に見えない霊体(作中では原題の”Entity(=他から独立した存在の意味)”と呼ばれる)に、レイプやポルターガイスト現象(窓や家具などを破壊)を繰り返されるホラー。

仕事を終えた後、タイプの学校に通い夜遅く帰宅するカーラ。
2人の娘は寝ており、ガレージで車の修理をしている長男のビルと会話。
カーラが寝室で髪をとかし、脚にクリームを塗っていると・・
見えない何かに突然ビンタされ、激しい音と共にベッドであっという間にレイプされてしまう。
カーラの悲鳴に駆け付けた長男と娘たち。長男は室内をくまなく見て回るがドアや窓は閉じられており誰もいない・・・
という冒頭約6分の導入。

友人の勧めでカーラは精神科医フィルのカウンセリングを受けるが、あくまでも過去の体験やトラウマによる悪夢や幻覚として扱おうとして埒が明かない。

書店のサイキック関連のコーナーで出会った超心理学者たちに頼り、自宅で実験器具で計測してもらうと”Entity”の存在が確認される。

“Entity”を超低温で封じ込めようと、カーラの家を再現した実験施設で液体ヘリウムボンベを設置し、カーラが過ごすのを遠隔で監視する超心理学チーム。
危険な実験を止めさせようとフィルが乱入を試みるが追い出される。
その後、フィルの上司も駆け付け、実験を見守る。

やがて、風が吹き始め、機器が勝手に動き出す。逃げ惑うカーラ・・・

霊体にレイプされ続けたという実在した女性を題材にしているようなので怖すぎる・・・
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