久保田靖史

ラジオスターの久保田靖史のレビュー・感想・評価

ラジオスター(2006年製作の映画)
4.0
 この映画は韓国の友人から紹介されました。素晴らしい当たりの映画でした。お礼を言いたいです。
 80年代後半に韓国の歌謡大賞を獲った大スターも、その後色々な事情ですっかり過去の人となり、地方の統廃合されそうなラジオ局のDJの仕事を行う事になる。最初はトラブル続きの番組も徐々に地元のリスナー達や、マネージャーの尽力で人気番組になり、全国放送される所まで盛り上がるというストーリーです。この過程の描き方がとても感動的です。
 それにソウルではない韓国🇰🇷の地方の街並みや食べ物など暮らしぶりが見れて良かったです。私も地方出身者なので、田舎でつつましく暮らす人々の姿に共感を覚えます。
 後は「ラジオ」です。自分の青春時代もラジオにまつわる思い出は多く、またたくさんの良い音楽との出会いの場がラジオでした。この映画で韓国ロック、歌謡曲の名曲を知ることができました。
 ロック歌手とマネージャーの関係が最後まで貫くテーマになってますが、途中何度もジーンとしてしまい、ラストも心温まる終わり方でした。
久保田靖史

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