たむ

ロード・トリップのたむのレビュー・感想・評価

ロード・トリップ(2000年製作の映画)
3.1
トッド・フィリップス監督の初期のおバカ映画です。
ここから、おバカ映画で一気にハリウッドを席巻していくことになる記念碑的な作品とも言えるでしょう。
ここから『ハングオーバー』シリーズ、『ウォードッグス』に至るまで、男が集まると、ろくなことは起こらない、おバカにおバカを重ねていく作品が続きます。
きっかけに至るまでが、回想形式で語られますが、あまりにも信用できない語り手にという点も、後々にいかされてきます。
この信用できない語り手という存在は、二日酔いを超えて『ジョーカー』にまでたどり着きます。
恋人に間違ったビデオテープを送ってしまったばっかりに、とんでもない騒動が起きます。
ドタバタと語りの手法の融合こそ、トッド・フィリップス監督の稀有な才能ですね。
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