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マルサの女のListenerのネタバレレビュー・内容・結末

マルサの女(1987年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

権藤は悪者だけど彼にはどこか人間的魅力があって惹かれてしまう。案件をまとめた後のあの踊りもすごく良い。お金持ちになる秘訣は最近でも耳にするような内容で、こんなに前から言われていたのかとちょっと驚いた。それにしても津川雅彦の役職で月給三十数万は安すぎ!当時の公務員ってそんなもんなんかな。

「マルサのジャック・ニコルソン」って真面目なトーンで言うから笑える。確かに似てる。若い頃の松居一代は自分の中のイメージと全然違ってクレジットが出るまで気付かなかった。

ああいうコンピュータってこの頃には職場で既に普及してたんだな。作中では女性の裸がよく出てきて時代を感じるが、板倉さんの働き方や職場での女性への接し方は今と大きくは変わらないなと思った(職場に男性ばかりというのを除けば)。板倉さんの周りだけ当時の社会情勢と異なる描き方をしているんだろうか。

例のテーマソングが思っていた以上にイケてる曲だった。
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