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ヒア・マイ・ソングのHKのレビュー・感想・評価

ヒア・マイ・ソング(1991年製作の映画)
3.4
1991年のイギリス映画ですが、淀川さんも絶賛した隠れた名作だとか。
日本では劇場未公開となったハートフル・コメディ。
監督は『セレンディピティ』などのピーター・チェルソム。

主人公はリバプールの音楽ホールを営む若きプロモーター。
偽物のスター歌手を使った詐欺まがいの興行に失敗し家賃も払えず追い出された主人公は、30年前に脱税容疑のため消息を絶った伝説のオペラ歌手ジョセフ・ロックを探し出してリサイタルを開き一攫千金を狙いますが・・・

主人公を演じるのは共同脚本にも名を連ねるエイドリアン・ダンバー(知らない人)。
恋人を演じるのはタラ・フィッツジェラルド(美人だけどやっぱり知らない人)。
他にシャーリー・アン・フィールドや、ジェームズ・ネスビット、とやっぱり私は知らない人ばかり。

でも伝説のオペラ歌手役のネッド・ビーティ(『脱出』『スーパーマン』)と彼を追い続ける警察署長デビッド・マッカラム(『大脱走』『TV/ナポレオン・ソロ』)が作品を引き締め、本作はこれまでいろんな映画で脇役を務めたネッド・ビーティの堂々たる代表作と言ってもいい存在感。

しかしながら、そこそこ楽しめたものの、私は主人公とその恋人の2人のキャラが苦手だったせいで、そこまで入り込めず、他のキャラは脇に至るまでみんな味があって良かったのに残念。

ところで、伝説のオペラ歌手ジョセフ・ロックは実在するらしく、どこまで本当なのでしょう。
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