ゴン吉

仕掛人梅安のゴン吉のレビュー・感想・評価

仕掛人梅安(1981年製作の映画)
4.0
悪人を密かに暗殺する仕掛人・梅安の活躍を描く時代劇。
原作は池波正太郎の時代小説。
萬屋錦之介が主演、小川真由美、真行寺君枝、宮下順子らがヒロインを演じ、中尾彬、伊丹十三、五代高之らが共演。 

藤枝梅安(萬屋錦之介)は、表向きは鍼医者であるが、実は悪人を密かに葬る仕掛人。
名前の由来は駿河の藤枝で生まれたことによる。
ある日、梅安が以前助けた道場の若侍(五代高之)が江戸に戻ってくる。
そんな折、梅安は悪徳旗本侍(中尾彬)の暗殺の依頼を受け、料理屋で暗殺するが、若い座敷女中(真行寺君枝)に殺害現場を見られてしまう。
しかし何故か座敷女中は梅安の暗殺を伏せたため、旗本侍は病死として処理される。
その座敷女中は偶然にも若侍の知人で、彼に連れられて病の弟の治療を梅安に頼みに来る。
そんな折、梅安はある男に殺されかけるが、知人の料亭の女将(小川真由美)に命を救われる。
しかし梅安に殺しを命じた男は女将の兄だった.....

梅安を中心に様々な人間関係が交差する。
萬屋錦之介が演じる特に渋い梅安は、女性たちにモテモテ。
最後は梅安が決めてくれますが、切なさが尾を引きます。
「ひとでなし」 

2023.2 BS日テレで鑑賞(特選時代劇)  
第5回 日本アカデミー賞で助演男優賞を受賞(1982年)
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