降旗康男監督が萬屋錦之介主演で描く「仕掛人梅安」、とても良かった。
針師で生計する傍ら、闇で殺し屋稼業を請け負う梅安。心臓発作を装い、気付かれぬように針で仕留める。そして相棒の彦次郎との信頼関係がとても良い。
萬屋錦之介、
殺し屋に似合わないほど、情けを受けやすい。人情に溢れる(詳しくは知らないが、)過去に訳ありの男。本作品の評価は低いがとても面白く好印象の作品でした。
Wikipediaを確認したところ、降旗監督は「駅STATION」と同時並行で製作され、本作品の打合せ不足もあって納得の出来栄えではないらしい。
きっと原作も良いのであろうと想像するが、堅苦しくなく、人情が感じられるスッキリとした勧善懲悪。とても良かったです。