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機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-のNのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

もう君にラーメンを作ってあげることはできない。


アキトのこの言葉に映画スタッフがこの映画でやりたかったことが全て詰まっている気がする。

80分でこの密度、作画クオリティはヤバい。
どこを切り取っても綺麗だし、新聞や数秒しか映らないコマへの作り込みが凄い。
ちょい役に三石琴乃を使ったり、新キャラに日高のり子を使ったりと声優陣も超豪華。

ギャグ多めだがよくよく考えるとシリアスだったアニメ版と比べて、シリアス多め所々ギャグの劇場版。好き嫌いは別れるだろうけど個人的には劇場版の方が好き。

個人的にはスパロボImpact、Rからナデシコ、劇場版に入った勢の為そこまで衝撃は受けなかったけど、当時アニメをきちんと追っていた勢からすると冒頭でのアキトとユリカの死のショックは大きかっただろうなぁ。

アニメから引き続いて、ルリルリの可愛さは異常。
ハーリー君羨ましいぞ…
リョーコちゃんは前の髪色髪型の方が好き。
昔は3人娘のふざけてる感じがそこまで好きじゃなかったけど、改めて見るとヒカルとイズミはブランクある癖に北辰一派を圧倒するスキルはヤバ過ぎて笑える。

キャラの中では、北辰のやってる事は非道な癖に最後は潔よいキャラが嫌いになれない。cv山寺宏一も渋すぎ。カッコよく跳躍と言いながら裏ではユリカが乙女脳で跳ばしてると考えると笑える。
復讐鬼になってしまったアキトは見ていて辛いが、アニメ版ではウジウジしていた所もあったのでそれに比べると男らしくて最高にカッコいい。

男はやっぱりブラックサレナ。ラストバトルで鎧の下からアキトのエステバリスが出てきて、感覚を失ったアキトの代わりにオイルの涙を流す演出は神。

できる事なら映画の後、アキトとユリカ、ルリとラピスの四人で幸せに暮らしてほしい…


2024 117
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