なるほど...prince of darknessか...ほんままさに、その通りのサブタイトルやね
テレビシリーズからそうやけど、ナデシコって全体的に説明不足というか、氷山の海の中にある部分はものすごいけど、海の上にでてる部分はほんの一角みたいな感じで、その割に重さを感じさせず結構サラッと話が進んでいくからストーリーの読み解きは凄く難解なんよな。
だけど凝る部分はほんまに凝ってて、ブラックサレナの機体名の由来は黒百合、花言葉は「恋」と「呪い」らしいね。ちょっと調べただけでこんな意味深なネーミングさせてるんやし、多分設定は本当に細かく決められてるんやろうけど、それがこの作品の長所でもありある意味短所でもあるんやろうなぁ。
そんなヘビーな作品やから80分が尺的にも限界やったんやろうけど、結局いろんな謎とかはわからんまま終わってしまったし、ナデシコメンバーが再集結しても結局ほとんど集まった意味がなかったような気がするのが残念。
どうもシリーズの続編ももう望めないらしい。その設定の多くを語らなかったこの作品は、最後まで未知の部分を覆い隠したまま終わっていったんやな...
