現在の自動車のワイパーである"間欠式ワイパー"を発明した男の、その特許を巡る孤独で長い闘いを描いた実話ベースの作品。
で、またこの安易な邦題が焦点をぼやけさせる訳だが・・・家族の助けを受け、大手企業に立ち向かうのだが、家族の絆の感動を誘う作りではないので、過度な期待は禁物。
ポイントは正義と名誉・・・粗くなる中盤はやや気になるが、弁護士が付かずに一人二役で奮闘する法廷シーンはかなりの見応え。
そんな原題は"Flash Of Genius"で、天才のひらめきを意味するが、法廷でのやり取りで、真意に頷ける形になっている。
キャストでは、グレッグ・ギニア・・・彼の代表作と言っていい、真摯な熱演を披露してます。