ちょうどいい

ミュンヘンのちょうどいいのレビュー・感想・評価

ミュンヘン(2005年製作の映画)
4.3
イギリスの三枚舌外交というバックグランドの知識がどうしてもパレスチナ側に肩入れをさせてしまうのだが、史実かつ160分もの長尺を映画的に見せるプロットは出色。

一方、報復という蛮行を、映画として消費している対岸の火事的な自分にもアンビバレント。

間断のない160分の緊張感も白眉。

『ディファイアンス』しかり、どうしても007がユダヤ人に見えないのは私だけか。

アジトの北欧モダン家具の妙。