このレビューはネタバレを含みます
イスラエルとパレスチナ問題の映画。
スピルバーグは無政府主義ではないだろうか。
忠誠を誓うのは国家ではなく情報提供者なのが印象に残る。
パレスチナ人の土地に対する思いを吐露するアラブ人など考えさせられる。
テロリストであるパレスチナの過激派を暗殺する任務に付く彼ら。
不慣れながらも作戦をこなしていくが新たな標的が増えていき、自分たちも標的になっていることに気づく。
ユダヤ人としてのアイデンティティや忠誠心から任務を引き受けたが、自分の行為が本当に正義だったのかと心が揺らいでいく。
空想ではなく現時点で進行中のパレスチナ問題を真正面から投げかけられる。