サッサ

ミュンヘンのサッサのレビュー・感想・評価

ミュンヘン(2005年製作の映画)
4.0
イスラエルとパレスチナの問題はとても根深いものがあるので、この映画を見る時は大前提としてやっはり歴史は知っておかなければならないと思っている。
映画公開後、イスラエル側から反イスラエル的と批判され、パレスチナ側からも批判されたとの事で、双方からなにかしらのバッシングを受けている。この事からもスピルバーグはある程度中立を保ってミュンヘンの映画制作を行ったんだろ。
「シンドラーのリスト」でイスラエル寄りと言われてきたスピルバーグなりのバランスの取り方だったんでしょうね。
肝心の映画の出来なんですが、やはりと言うか流石というか、スピルバーグやっぱり凄いの一言。
めちゃくちゃ面白い。
暗殺集団の面々がとても個性的。そんな個性的な彼らは実はまったく暗殺に長けてない。要は素人同然の暗殺集団であった。なので見てるこちらとしては、「大丈夫か?あいつらキッチリ仕事できるのか!」とハラハラが止まらない。
164分ある映画を見終えた感想としてはやっぱりスピルバーグは凄いなー。どんな題材でも面白く仕上げるなー。というのが正直な感想。
ただ、やはり題材が題材なだけに、面白いからこそ危ないなというのもまた正直な感想でした。
サッサ

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